小原流は19世紀末、小原雲心(おはらうんしん) が「盛花(もりばな)」という新形式のいけばなを創始して、近代いけばなの道を開いたことに始まります。
 
「盛花」は、口の広い器(水盤)に材料を「盛る」ように花を展開させるもので、それまでのいけばなの、いわば線の動きを主にした構成にくらべ、面的な広がりを強調したところに特徴があります。今ではおなじみの水盤と剣山を使ういけばなは、小原流が始めたものです。
 
創流してから120年、その時代の生活様式の変化にともなって盛花を基本に、現代空間にふさわしいいけばなを生み出してきたのが小原流です。組織としては、一般財団法人として、全国148支部、海外56支部において、いけばなの普及事業をすすめています。  

  小原 宏貴(Hiroki Ohara おはら ひろき 1988年3月26日~)
 
いけばな小原流の五世家元。神戸出身。1995年、6歳にして家元を継承。現在、小原流研究院院長、公益財団法人日本いけばな芸術協会常任理事、兵庫県いけばな協会理事、大正大学客員教授。2011年9月より「いけばな小原流ビギナーズスクール青山校」の校長に就任。不定期で指導を行う。